Concert Schedule
Harmony to the Future
with Kazuki Yamada, Philharmonic Chorus of Tokyo
山田和樹@音楽堂「未来へのメッセージ」 with Kazuki Yamada, Philharmonic Chorus of Tokyo
この日開かれるのは、山田和樹のプロデュースにより東京混声合唱団(東混)とOEKがタッグを組んだ特別公演。山田和樹はこの4月よりバーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任するなど、欧州の著名オーケストラと数多く共演する世界的指揮者であるが、一方で合唱の分野でも豊富な経験を持っている。東混とはキャリアの初期より縁が深く、現在は音楽監督兼理事長を務めている。世界的指揮者でありながら、これだけ合唱団を指揮しているマエストロも珍しいだろう。「未来へのメッセージ」として、次世代に歌い継がれるべき名曲が集められた本日のプログラムは、まさに山田和樹ならではのものだ。
まず一曲目に演奏されるのは、グスタフ・マーラーの「花の章」。この曲はオーケストラのみで演奏される楽曲である。マーラーといえば長大な交響曲によって人気が高いが、この「花の章」も当初は交響曲第1番「巨人」の一部に含められていた。しかし改稿を重なるなかで、マーラーは「花の章」を交響曲から削除することを決める。「花の章」はいったんは忘れられた初期作品となってしまうが、作曲者の死後に再発見されて、日の目を見ることになった。山田和樹はたびたび本作品をとりあげて、若き日のマーラーに共感を寄せている。
佐藤眞作曲、大木惇夫作詞の「土の歌」は1962年に作曲され、岩城宏之の指揮により東混とNHK交響楽団により初演された。全7曲からなり、とりわけ終曲の「大地讃頌」は学校教育の現場や卒業式などで広く歌われている。かつて歌った経験があるという方もいらっしゃるのではないだろうか。
武満徹も合唱作品の傑作を残している。映画や舞台、放送など、さまざまな機会のために書かれた声のための作品が、後に混声合唱のための「うた」として無伴奏合唱用に編曲された。全12曲からなる「うた I」および「うた II」より、本日は4曲が歌われる。「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」は、武満が黒澤明監督の映画「乱」の音楽を担当した際、撮影現場で誕生したいう曲。「恋のかくれんぼ」は中村登監督の映画「斑女」主題曲として書かれ、ペギー葉山によって歌われた。「○と△の歌」は羽仁進監督「不良少年」の挿入歌として作曲された。「さくら」はだれもが知る日本古謡。武満による編曲の妙を味わいたい。
「日本の唱歌~四季をうたう~」では、おなじみの名曲がメドレーによって演奏される。「春の小川」「花の街」から「見上げてごらん夜の星を」「今日の日はさようなら」まで、いずれも世代を越えて歌い継がれる日本の名曲ばかりである。懐かしい日本の原風景を感じ取ることができるだろう。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)
Cast
- Kazuki Yamada
ConductorKazuki YamadaConductor - Philharmonic Chorus of Tokyo
ChorusPhilharmonic Chorus of TokyoChorus
Program
| Gustav Mahler | Blumine |
| Shin Sato | Cantata "Tsuchi no Uta" |
| Toru Takemitsu | Songs (excerpts) and more |
Venue
Ishikawa Ongakudo ConcertHall
Tickets
| Fare |
S5,000JPY A3,000JPY B1,500JPY * No admission for preschool children * Discount for OEK subscribers: (S)1,500JPY OFF, (A)1,000JPY OFF * Aged 25 or under can book a seat at half price from the day before the concert. * Running time: Approximately 120 minutes with an intermission |
|---|---|
| Ticket Center | Ishikawa Ongakudo Ticket Box TEL 076-232-8632 |
This Concert is
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