岩城宏之音楽賞
岩城宏之音楽賞は、故岩城宏之(オーケストラ・アンサンブル金沢永久名誉音楽監督)の遺志を受けて、北陸に縁を持ち現在優れた音楽活動を行っている音楽家を顕彰し、支援する目的で2007年に創設された音楽賞です。
岩城宏之音楽賞 受賞者のご紹介
第17回(2023年)篠原悠那
2006年第5回北陸新人登竜門コンサートオーディションに最年少(小6)で合格し、山田和樹指揮OEKと共演。OEKとは03年「題名のない音楽会」未来の大器〜福井編でブルッフのヴァイオリン協奏曲を初共演。第80回日本音楽コンクール第2位ならびに岩谷賞(聴衆賞)、第10回ヴィエニャフスキ国際コンクール(ポーランド)ジュニア部門第3位、第7回レオポルド・モーツァルト国際コンクール(ドイツ)審査員特別賞ほか受賞。フジテレビ系アニメ「四月は君の嘘」ヒロイン役モデルアーティスト。シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。越のルビーアーティスト。EPIC SONYよりソロアルバムCD「Estreno」をリリース。「クラシック倶楽部」「クラシックTV」等に出演。22年9月Hakuju Hallで<プラチナ・コンサート・シリーズ Vol.13>ソロリサイタルを開催し、藤倉大作曲Dawn Passacaglia(ヴァイオリン版)を世界初演。福井大学教育地域科学部附属小・中学校卒業、桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース(特待生)修了、メニューイン国際音楽アカデミー(スイス)にてディプロマを取得、桐朋学園大学大学院修士課程修了。山下金彌、辰巳明子、マキシム・ヴェンゲーロフ、篠崎史紀各氏に師事。ヤマハ音楽支援制度、明治安田クオリティオブライフ文化財団、ロームミュージックファンデーション奨学生。カルテット・アマービレの第1ヴァイオリン奏者として、19年ヤングコンサートアーティスト国際オーディション(ニューヨーク)第1位、第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞、特別賞(コンクール委嘱作品の最優秀解釈賞)、21年第22回ホテルオークラ音楽賞受賞。室内楽を藤井一興、徳永二男、礒村和英各氏他に師事。20年よりHakuju Hall 「BRAHMS Plus」シリーズ、21年より王子ホール「ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会」シリーズ始動。22年11月には「アルゲリッチ&フレンズ イヴリー・ギトリスへのオマージュ、再び」公演にてマルタ・アルゲリッチ氏とシューマンのピアノ五重奏曲を共演し高い評価を得る。使用楽器は1832年製G. F. プレッセンダ ex「カール・フレッシュ」 (宗次コレクション)。
審査員
木村かをり(ピアニスト、故岩城宏之 夫人)
池辺晋一郎(作曲家、石川県立音楽堂洋楽監督)
広上淳一(指揮者、OEKアーティスティック・リーダー)
対象
北陸三県(富山・石川・福井)にゆかりがある者で、音楽活動が顕著であり、現在演奏活動を行っている者。
過去の受賞者
2022年 第16回 | 竹多倫子(ソプラノ) |
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2021年 第15回 | 小泉詠子(メゾソプラノ) |
2020年 第14回 | 塚田尚吾(ピアノ) |
2019年 第13回 | 鶴見彩(ピアノ) |
2018年 第12回 | 吉田 珠代(ソプラノ) |
2017年 第11回 | 該当者なし(-) |
2016年 第10回 | アビゲイル・ヤング(ヴァイオリン) |
2015年 第9回 | 鳥木 弥生(メゾ・ソプラノ) |
2014年 第8回 | 内藤 淳子(ヴァイオリン) |
2013年 第7回 | 森 雅史(バス) |
2012年 第6回 | 田島 睦子(ピアノ) |
2011年 第5回 | 濱 真奈美(ソプラノ) |
2010年 第4回 | ルドヴィート・カンタ(チェロ) |
2009年 第3回 | 豊永 美恵(クラリネット) |
2008年 第2回 | 荒井 結子(チェロ) |
2007年 第1回 | 吉本 奈津子(ヴァイオリン) |