オーケストラ・アンサンブル金沢

1984年スペインのパルマ・デ・マヨルカ出身。マドリード高等音楽院で作曲と指揮を学び、その後はベルリン芸術大学、ワイマール・フランツ・リスト音楽大学で指揮の研鑽を積んだ。2013年にはネスレとザルツブルク音楽祭の若手指揮者賞のファイナリストとなり国際的な注目を集めると、ここ数年でチューリッヒ・トーンハレ管、バイエルン放送響、マーラー室内管、ロッテルダム・フィル、デンマーク国立響、hr響、ウィーン響、ルクセンブルク・フィルなどを指揮して大きな成功を収め、人気の高い指揮者のひとりとなりつつある。2018年より21年までテネリフェ交響楽団の首席指揮者を務めた。SWRミュージック（ベルリン・クラシックス）からリリースされたシュトゥットガルト放送交響楽団との最近の録音は、エコー・クラシック賞を受賞。また、スコットランド室内管弦楽団ともリン・レコーズで録音している。

2022年ロン＝ティボー国際音楽コンクール第1位、あわせての2つの特別賞を受賞。2019年第88回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および聴衆賞受賞。ほか入賞多数。これまでに、N響、読響、東響、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、東京シティフィル、関西フィル、京響など、国内の主要オーケストラと共演。「世界一受けたい授業」「日曜日の初耳学」「題名のない音楽会」などメディア出演も多数。これまでに、青木真由子、杉浦日出夫、上野久子、岡本美智子、長谷正一の各氏に師事。愛知県立明和高等学校音楽科を経て、飛び入学特待生として桐朋学園大学に入学し、2023年3月に同大学を首席で卒業。2023年には、文化庁長官表彰（国際芸術部門）、出光音楽賞、岐阜県芸術文化奨励賞、愛知県芸術文化選奨文化新人賞を受賞。2021~2022年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。第51回公益財団法人江副記念リクルート財団奨学生。