オーケストラ・アンサンブル金沢

小澤征爾、小林研一郎、G. ジェルメッティ、E. アッツェル、H=M. シュナイト、湯浅勇治、松尾葉子、高階正光の各氏に師事。東京藝術大学及び同大学院を修了、キジアーナ音楽院より特別奨学金を得て学び、最優秀学生に贈られる名誉ディプロマを授与。2005年よりウィーン国立音楽大学に留学し、翌年トスカーナ管弦楽団とのツアーを指揮してヨーロッパデビュー、07年ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団にてオペラデビューを果たした。08年第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールにて優勝。併せて聴衆賞、ペドロッティ協会賞を受賞し、最年少優勝で初の3冠に輝いた。09年より小澤征爾音楽塾及びサイトウ・キネン・フェスティバル松本にて小澤征爾氏のアシスタントを務め、09年の中国公演、10年のカーネギーホール公演にも参加。11年小澤征爾音楽塾中国公演では小澤征爾氏の代役で指揮、ピーター・ゼルキン氏と共演した。10年第9回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールにて女性初の受賞者として準優勝。併せて聴衆賞も獲得。16年8月、サントリー芸術財団主催によるサマーフェスティバル「サントリーホール30周年記念 国際作曲委嘱作品再演シリーズ」では、タン・ドゥン（指揮）と共に「武満徹：ジェモー(双子座)」を指揮し成功に導いた。昨年はバーンスタイン生誕100年記念の東京ニューシティ管弦楽団第119回定期演奏会を指揮し、好評を博した。09年Newsweek Japan誌にて「世界が尊敬する日本人100人」に選出。13年第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。16年から、神奈川県立音楽堂にて「三ツ橋敬子の夏休みオーケストラ！」がスタート。子供たちに多彩な音楽体験を届ける企画内容が好評を得ている。

2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門最高位受賞以来、古典から現代まで幅広いレパートリーを手がけ、国内外でリーディング・ソリストとして活躍を続けている。若くして主要な北米オーケストラと共演し、豊富なステージ経験を積む。近年は小菅優とのデュオでドイツ・ツアーを行い、ワシントンなどで自ら企画するコンサートを開催するなど、プロデューサーとしての才能も発揮。リサイタル、室内楽にも積極的に取り組み、究極のアンサンブルを追求し続けている。2018年より桐朋学園大学院（富山校）大学教授に就任し、後進の指導にもあたる。ロバート・リプセット、ドロシー・ディレイ、ザハール・ブロンの各氏に師事。