オーケストラ・アンサンブル金沢

東京藝術大学指揮科卒業、同大学院修了。在学中より作曲家・故中田喜直氏の薫陶を受け、氏とのジョイントコンサートにて、ピアニストとしてデビュー。その後、オペラ団体・二期会において、数々の作品に指揮者、合唱指揮者、これペティとして参加。また斉田正子、錦織健氏など人気声楽家のピアノ伴奏者として活躍。1996年ベルリンにてドイツ室内管弦楽団定期演奏会でコンサート指揮者デビュー。以降、多くのオーケストラと共演を重ね、2010年にオーケストラ・アンサンブル金沢（OEK）の専任指揮者に就任。2018年にはOEKとヴェルディの歌劇《リゴレット》を上演し好評を得る。クラシック以外のアーティストからの信頼も厚く、森山良子、加藤登紀子、岩崎宏美、日野皓正、レ・フレール、南こうせつ氏をはじめ多くのコンサートを指揮、レコーディングにも参加している。

1965年東京大学在学中に第2回日本アマチュア・シャンソン・コンクールに優勝し歌手デビュー。「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」などのヒット曲がある。カーネギーホールにて2度のコンサートを成功させたのに続き、92年パリのラ・シガール劇場でのコンサートが認められ、フランス政府より芸術文化勲章「シュバリエ」が贈られた。宮崎駿監督のアニメ映画『紅の豚』(1992)では声優としての魅力も発揮した。本年のコンサートツアーは、LOVE LOVE LOVE「愛の4楽章」と題し、オリジナルのラブソングとシャンソンで観客を魅了した。またデビュー55周年を迎える年末には恒例のほろ酔いコンサートで8都市9公演を開催する。

能美市内の3つの女声合唱団メンバー（たつのくちコールクレール、さわやかコーラス、はまゆうコーラス）による合同合唱団