オーケストラ・アンサンブル金沢

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第415回定期公演マイスター・シリーズ

日本初登場ドゥモソーのフレンチ・プログラム

第415回定期公演マイスター・シリーズ

6月の定期公演はOEK初登場のアーティストに注目したい。まず、指揮者のピエール・ドゥモソー。フランスの新進指揮者で、現在歌劇場を足掛かりに活動の場を広げている。今シーズンのOEKはマルク・ミンコフスキ体制がスタートしたが、彼に期待されていることの一つは、その経験やネットワークからもたらされるOEKへの新しい刺激。ドゥモソーはミンコフスキのアシスタント経験者で、彼に実力が評価されて日本初登場が実現する運びとなった。

プログラムは、オネゲルの「夏の牧歌」、クラの「子供の心」(1918)、フォーレの「ペレアスとメリザンド」組曲、ルーセルのバレエ音楽「蜘蛛の饗宴」の4曲。一見すると知らない曲が多いように感じるが、実はとびきり意欲的なプログラムだ。4人の作曲家に共通するのは、19世紀後半から20世紀前半のほぼ同じ時期に生きたフランスの作曲家であること。そして4曲とも派手な演奏効果よりも、室内オーケストラならではの響きや表現を楽しめるという特徴を持つ。いわば一篇の詩や一幅の絵のように描かれた作品なので、それぞれの個性を十分に味わいたい。いろんな意味で新しい風を感じる公演になることだろう。(潮博恵:音楽ジャーナリスト)

開催日程

2019年06月08日(土) 開場 13 : 15 開演 14 : 00

出演者

  • ピエール・ドゥモソー
    指揮者
    ピエール・ドゥモソー指揮者
    パリ国立高等音楽・舞踊学校、PSPBBにて学ぶ。2017年第1回ワロン王立歌劇場オペラ指揮者コンクールにおいて1位なしの2位(最高位)に入賞。マルク・ミンコフスキやポール・ダニエルのアシスタントやパリ国立歌劇場、オペラ=コミックといった著名歌劇場で研鑽を積み、すでに数多くの歌劇やバレエを指揮。18-19シーズンはルーアン歌劇場《蝶々夫人》、アテネ国立歌劇場《マンメルモールのルチア》、ヴィシー歌劇場《ウェルテル》、モンペリエ国立歌劇場《ファンタジオ》に出演。これまでにトゥールーズ・キャピトル国立管、パリ室内管ほか数々のフランスを代表するオーケストラや、ローザンヌ室内管、ブダペスト歌劇場などの国外オーケストラと共演しており、とりわけ14~16年にアシスタント・コンダクターを務めたボルドー・アキテーヌ国立管とは、急遽アラン・ロンバールの代役を務めた公演で称賛を獲得して以来、良好な関係を維持し続けている。レパートリーは18世紀から現代作品にまで拡がりを見せ、メサジェやクラ、ラ・プレルといったフランス近代作曲家の作品の録音も行っている。

演奏曲目

オネゲル夏の牧歌
クラ子供の心(1918)
フォーレ劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」組曲
ルーセルバレエ音楽「蜘蛛の饗宴」op.17

会場

石川県立音楽堂 コンサートホール

チケット

料金 全席指定
SS5,000-
S4,000-
A3,500-
B2,500-
SL1,000-
25歳以下当日券50%オフ(要証明書類)
未就学児入場不可
託児ルームの申込は5/29まで(有料 TEL.076-232-8111)
プレイガイド 石川県立音楽堂チケットボックス TEL.076-232-8632
チケットぴあ(Pコード120-008)
ローソンチケット(Lコード57284)
セブンチケット
香林坊大和

主催・問合せ等

主催
  • (公財)石川県音楽文化振興事業団
助成
問合せ
  • 石川県立音楽堂チケットボックス TEL.076-232-8632

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