オーケストラ・アンサンブル金沢

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第407回定期公演マイスター・シリーズ

シューベルト、モーツァルト、ハイドン

第407回定期公演マイスター・シリーズ

語り継がれてきた言葉には、しばしば二通りの意味解釈があったりする。

あの《文は人なり》という言葉も「人が綴る文章には自ずと人柄がはんえいして、穏やかな人は穏やかな、過激な人は過激な文章を書く」の解釈が繁殖中だが、由緒正しい意味は別にあった。「どんなに立派な文体を誇示しようと、どれほど学識のありそうな専門用語をばらまこうとお、人が書く文章には必ず本人の等身大の実像が洗いざらい現れてしまう」という恐ろしい意味らしいのだ。本当なら、うかうか原稿など書いている場合じゃない。

同じことは音楽についても言える。つまり「音は人なり」と。客席に届く音を真っ直ぐに受け止めるなら、聴き手には音を奏でる人の「人間」が届く。ただの音の羅列ではなく、音と音の間に演奏者の呼吸感が生きている。優れた音楽家ほど、この「人間」が鮮明に届く。それがすなわち名演が届ける感動なのだ。

10月定期は待ちかねたスダーンを指揮台に迎える。金沢の好楽家にも旧知のスダーンこそは、音のなかで「人間」を呼吸させ、それぞれの音に、さりげなく署名を入れることが可能なマエストロだ。世界の指揮者を見渡しても、それが常に可能な希少な一人だ。この超オーソドックスで趣味の良い3曲を指揮して、音にしみじみと「命の歓び」を語らせる指揮者が他に何人いるか。こんなにも正統、これほどの良心、このうえなく典雅、それでいて楽都ウィーンで雅俗がせめぎ合う懊悩も鮮明になる。堀米ゆず子の心映えも冴える。

ドンと胸をたたいて言おう。この夜、金沢が世界で一番、良い音に恵まれる。音が人を奏でているから。(響敏也:作家・音楽評論家)

開催日程

2018年10月13日(土) 開場 13 : 15 開演 14 : 00

出演者

  • ユベール・スダーン
    指揮
    ユベール・スダーン指揮
    1946年、オランダ・マーストリヒト生まれ。ブザンソン国際指揮者コンクール優勝、カラヤン国際指揮者コンクール第2位、グィード・カンテルリ国際コンクール優勝に輝いている。これまでに、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、ロンドン響、バンベルク響、ウィーン響、ミュンヘン・フィル、シュトゥットガルト、ハンブルク、フランクフルトの各放送交響楽団、ドレスデン・シュターツカペレ、ソウル・KBS響,シドニー響、そして、ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア管など主要なオーケストラと共演し、オペラの分野でもバスティーユ・オペラや、パルマ、カターニャ、パレルモ、トリエステ、ボローニャなどのオペラハウスで精力的に活動している。2004年7月、ザルツブルク市名誉市民およびオーストリア・ザルツブルク州ゴールデン勲章を授与された。メルボルン交響楽団首席客演指揮者、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、ユトレヒト交響楽団、パルマのトスカニーニ交響楽団、フランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者、東京交響楽団音楽監督などを歴任。2018年9月よりオーケストラ・アンサンブル金沢の首席客演指揮者に就任。
  • 堀米ゆず子
    ヴァイオリン
    堀米ゆず子ヴァイオリン
    1980年エリーザベト王妃国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾って以来、世界一流のオーケストラ、アーティストとしばしば共演。2013年からイタリア、14年からはイギリスでマスタークラスを開催。日本でも多くのプロジェクトを手掛ける。16年より仙台国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門審査員長に就任。現在、ブリュッセル王立音楽院教授、マーストリヒト音楽院教授。使用楽器は、ヨゼフ・グァルネリ・デル・ジェス(1741年製)。

演奏曲目

シューベルト交響曲 第5番 変ロ長調 D485
モーツァルトヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K. 207
ハイドン交響曲 第103番 変ホ長調 Hob. I-103「太鼓連打」

会場

石川県立音楽堂 コンサートホール

チケット

料金 全席指定
SS6,000-
S5,000-
A4,000-
B3,000-
SL1,000-
25歳以下当日券50%オフ(要証明書類)
未就学児入場不可
託児ルームの申込は10/10まで(有料 TEL.076-232-8111)
プレイガイド 石川県立音楽堂チケットボックス TEL.076-232-8632
香林坊大和
チケットぴあ(Pコード119-997)
ローソンチケット(Lコード57265)
セブンチケット

主催・問合せ等

主催
  • 公益財団法人石川県音楽文化振興事業団
助成

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